アメリカ海軍の光学兵器部門やFBIに採用されていたトプコン(東京光学)が1963年に発売したRE SUPERの姉妹機として出したモデルがSUPER Dです。

 アメリカに強い販路を持っていたトプコンはSUPER Dも1963年に最初、アメリカでベセラートプコンスーパーDとして発売されますが、国内で販売が開始されたのは1972年の事です。

 RE SUPERやSUPER Dは鎖と滑車を利用して絞り値やシャッタースピード、そしてフィルム感度を連動調整させる独自の機構を搭載。露出機構においてもミラーの切り込み模様の間から測光するというユニークな形式をとっています。

 また、RE SUPERは世界初のTTL測光一眼レフ・開放測光機として注目を集め、当時これだけの技術を持つカメラ企業は無く、Canonも自社で進めてきた絞り込み測光方式をトプコンの特許を使用することで方向転換を余技なくされたほどです。

 特色としてはフロントに付けられたシャッターレリーズボタンとギリギリギリ! という巻き上げ音でしょうか。アメリカ人がデザインしたという直線的なボディーラインも印象的です。

 所有しているスーパーDは国内発売された1972年以降の後期のものです。

 トプコンはクラシックカメラの中でも"ニッチ"な部門らしく話題に昇ったりコレクターが多いわけでもなく地味な存在です。

 トプコンの中古品は他社に比べると少ないです。購入するにあたって多くのスーパーDを中古店で見てきましたがどれも"露出計不良"のモノが多く、完動品の美品を探すのは難しいようです。

 そもそも国内よりアメリカに販路が広かったせいもありアメリカには中古も多いようで、また国内よりもアメリカのほうがトプコンのカメラメーカーとしての人気は高いようです。

 街には色々なクラシックカメラを使っている人を見かけますが"TOPCON"をぶら下げている人は今の所一人もいません。カメラおじさんにも凝視されることなく、撮影に没頭できる2005年の僕のNo.1愛機です。

 

 


発売年

1972
形式

フォーカルプレーン式35mm一眼レフカメラ
レンズ

バヨネット式エキザクタマウント
ファインダー

アイレベルペンタプリズム
露出計

TTL開放測光
シャッター

布幕横走りフォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード

B〜1/1000秒
セルフタイマー

あり
電源

H-D水銀電池
サイズ

148*100*52
重量

825g

 

 

 TOPCONのレンズといえば白い鏡胴が特徴的。この白さが他のカメラと一味ちがうスマートな演出をしてくれています。

 この鏡胴にはアルコアという腐食に強い特殊ジュラルミンが採用されています。

 

TOPCOR 25mm/f3.5

 

TOPCOR 35mm/f2.8

 

TOPCOR 50mm/F1.8

 

TOPCOR 50mm/f3.5 macro

 

TOPCOR 135mm/F4

 

TOPCOR 87〜205mm/F4.7


 1963年に発売されたEE式一眼レフカメラです。ペンタ部の採光部品のゴツさが他のカメラとの差を作っています。

 レンズマウントはUVマウントで、このマウント方式はトプコンエキザクタマウントと共にトプコンの代表マウントとして多くのレンズが開発・発売されました。

 とにかく奇抜なデザインが先行しているウィンクミラーS。中古店でもあまり見かけることもなく、ちょっと危なげな外観(ペンタ部に黒く光る露出計がこのカメラの生命線なわけで壊れたら直るかわじゃらない…)にちょっと探してまで入手するつもりはなかったのだが、K部員行きつけのカメラ屋にたまたま状態の良いモノが出てきたのですくってみた。

 Super Dなんかよりは若干華奢な感じもするが体外的な存在感は抜群。UVトプコールマウントはまだ持っていなかったので、しばらく様子を見て見たい。

 問題はEE式で、露出表示が普通のカメラとは若干ちがいよくわからないということ。テスト撮影をしながら使い方を模索する必要がありそうだ。

 

 

 REトプコールと平行してUVトプコールも数多く発売されました。UVトプコールのマウント特性は、このマウント規格はボディ側に絞り機構が組み込まれており、レンズ本体にはピントリングしかついていないことです。

 

 

UVTOPCOR 35mm/f3.5

 

UVTOPCOR 53mm/f2


 戦前は陸軍の光学機器の製造を行っていた東京光学は1932(昭和7年)に設立され、1937年には初のカメラ「LORD」が発売されます。

 その後、1953年に新たに開発されたカメラの名称を社内募集した時に「TOPCON(トプコン)」が選ばれ、発売されたのが“トプコン35A"です。即ちこれは東京光学カメラの「TOPCON」ブランド第一号ということになります。

 この後、カメラだけでなくTOPCONのブランドは東京光学の全製品に付けられ、1989年には社名を東京光学株式会社から「株式会社トプコン」になりました。

 TOPCONの由来は「東京光学機械株式会社」の英文名 「Tokyo Optical Company」 に由来していると言われています。

 ピントは目測式で、標準レンズは42mm/f3.5で、交換レンズとして80mm/f5.6が用意されていました。

 

 


 1953年発売ということで既に半世紀が経過しているカメラです。外観は少し時代を見る事ができますが、機能はきちんと整備を繰り返されているので変わらず顕在です。

  コンパクトな設計で、横幅がバルナックライカが13.5Cm(Lf)に対してTOPCON 35Aは11.7Cmと手に収まるサイズとなっています。


発売年

1953
形式

レンズ

バヨネット式エキザクタマウント
ファインダー

露出計

なし
シャッター

機械式レンズシャッター
シャッタースピード

B〜1/200秒
セルフタイマー

あり
電源

不要
サイズ

重量